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建築家のデザインとは

先月のことになりますが、年に一度開催されているR+houseの全国大会に参加しました。
全国大会では、全国の加盟店や登録建築家、R+houseで使用している建材メーカーさんが集まって、R+houseをより磨きあえるように現状報告や今後の方針が発表されたり、デザインコンテストの表彰が行われます。ここ近年はコロナが猛威をふるっていたこともあってリモートでの参加だったのですが、数年ぶりに会場に足を運ぶことができ、とても刺激のある一日でした。

翌日は、研修の前にずっと見てみたかった「高輪ゲートウェイ」と「新国立競技場」に立ち寄ることができました。
どちらも有名な建築家の隈研吾氏の設計です。
新国立競技場の建築以降、隈研吾氏の設計した建築物をよくテレビで取り上げられているのを見かけますね。

隈研吾氏のデザインと言えば、土地や環境、文化に溶け込む建築で、木材を多く使われているのが特徴です。
実際に高輪ゲートウェイは品川付近の高層ビルの都会的な街並み、新国立競技場は神宮外苑の自然といった周辺の環境にあったデザインで、鉄骨の建物なのに木の印象が写真で見た以上にとても強かったです。
大きな建築物なのに、どこかホッとするような優しさ、安らぎを感じる建物でした。

 

R+houseの建築家の家づくりの考え方も同じように、オシャレでかっこいい家だけど、街並みからみたデザインや距離感が意識され、本物志向で木のあたたかみを感じられるようなディテールを大切にされています。

そのような「心」のところまで考えられることで、人は建物から安心感や満足感を得て、建物は人から長く愛し、大切にされるのだと感じました。

ただ単に設計してるわけではない、「さすが建築家は違う。」と心の声が漏れた瞬間でした。