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気密測定

先日、松茂で建築中のモデルハウスにて気密測定を行いました!

この気密測定というのはお家全体の隙間を調べる検査で、相当隙間面積C値(c㎡/㎡)という数値が結果としてでます。

C値は1992年(平成4年)の省エネ法では、住宅の相当隙間面積を5.0c㎡/㎡、高気密仕様では2.0c㎡/㎡という基準があって、C値が小さいほど隙間が無いということが分かるのですが、現在はこの基準が撤廃されてしまっているのです。

弊社ではR+houseに加盟するよりずっと前から高気密高断熱仕様の住宅を手掛けていて、当時は自社基準として2.0c㎡/㎡以下と認定しており、R+houseに加盟してからはR+houseの基準である1.0c㎡/㎡以下をクリアするようにしています。

また、当時は業者さんに測定をお願いしていたところ、より良い気密性能を目指していくために、平成24年11月に気密測定技能者従事事業者登録をしました。

現在はR+houseをはじめとする高気密住宅では全棟気密測定を実施していて、大工さんや現場監督の努力の結果、安定的に良い数値を出せるようになり、平均C値が昨年0.3c㎡/㎡、今年は0.2c㎡/㎡となっています。

すごい気密性能ではないでしょうか?!

とはいえ、どうしてこの気密測定が大切なんでしょうか・・・?

それは以下の4つの目的があるのです。


1.健康で快適な室内住環境を実現するために

⇒隙間からの空気の出入りが無くなり、力任せの暖房をしないでも室内の上下温度差が小さくなる

2. 計画的な換気をするために

⇒換気を計画的(必要換気量の確保、換気経路を明確にする、給気速度の制御、給気温度の制御)に行う

※臭いや湿気、汚れた空気を室外に排出し、健康的な室内環境を保つということ

3.壁内結露防止のために

⇒建物内の湿気が外壁内、床下、小屋裏で結露が生じ、木材を濡らして腐食させる

※繊維系断熱層の場合は、室内側に防湿層(気密シート)を隙間なく施工することが大事

4.熱損失を少なくするために

⇒建物の気密性が低いと隙間から逃げる熱が多くなる、断熱層をいくら厚くしても断熱層内に隙間から自由に空気が侵入し断熱効果が著しく低下する


涼しくて暖かい快適なお家に住む為だけでなく、健康面や長くお家に住み続けるためには気密性能がとても大切ということがお分かりいただけましたでしょうか?!

前置きが長くなりましたが、気になるモデルハウスの測定結果は0.1c㎡/㎡でした!

C値が0.1c㎡/㎡ってどんなお家なんだろう?と気になった方は、

現在、徳島市南矢三町にて公開中のモデルハウスにてぜひご体感ください♪

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